三菱電機 工場用ブレーカーの監査で不正
三菱電機で新たな不正が明らかになりました。今度は工場用のブレーカーで外部の認証を受けるための監査を不正にくぐり抜けていました。
新たに不正が発覚したのは、三菱電機の広島県にある福山製作所が製造する工場用のブレーカーで「遮断器」と呼ばれています。三菱電機は、遮断器を外部の認証機関による監査に合格させるために、監査の際に正規品とは異なる部品を使った製品を用意していました。また、監査で製品に電圧をかける際に本来よりも低い電圧にして、その場しのぎで合格させていたということです。
こうした不正は2005年から行われていたということです。三菱電機は製品の出荷を止めた上で、認証機関に報告し、監査をやり直して合格したということで、すでに出荷を再開しています。
三菱電機では6月以降長崎、和歌山、香川の工場で不正な検査をしていたことが明らかになっています。これらの問題は第三者による調査委員会が調査を行っていて、原因や再発防止策などはまとまり次第公表する予定です。