自殺職員の妻“第三者委員会の再調査”を
森友学園をめぐる公文書改ざん問題で、自殺した職員が改ざんの経緯などをまとめたいわゆる「赤木ファイル」が開示されたことを受け、職員の妻が第三者委員会による再調査を求めました。
赤木俊夫さんの妻・赤木雅子さん「私が今いちばん望むことは、なぜ夫が死においこまれなければならなかったのか、原因と経緯をあきらかにすることです」
ファイルには、当時の理財局長・佐川宣寿氏が改ざんを指示したとする財務省職員からのメールなどが含まれていましたが、改ざんの理由などを示すものはありませんでした。
赤木雅子さん「夫のような死が二度とおこらないようにするために、国は第三者委員会による再調査を行い、理財局内部のメールも含めて調査し事実を細部まで明らかにして、未来への教訓にすべきではないでしょうか」
また、ファイルでは関与した職員の名前などが黒塗りとなっていることに対し、不信感を示しました。
赤木雅子さん「黒塗りの部分がまだあります。佐川さんの上がどういう指示をしたのか見当もつかない。だからそこまで知りたい」
また、死後3年たっても仏前に手を合わせることもないとして、麻生財務相への憤りをあらわにしました。
雅子さんは国に対し、ファイルの原本を示すよう求めています。国側は原本を示すことについて、来月16日までに改めて回答することにしています。