政府 日本郵政株追加売却へ民営化に区切り
政府は、保有する日本郵政の株を追加で10億株あまり売却すると発表しました。政府の郵政株の売却はこれで最後となり、民営化に区切りがつくことになります。
追加売却が行われるのは、政府が保有しているおよそ10億2747万株で、日本郵政の発行済み株式のおよそ27%にあたります。売却で得られる9500億円程度の資金は、東日本大震災の復興財源に充てることが決まっています。
売却後には、政府の出資比率が郵政民営化法で義務づけられているおよそ33%程度まで下がり、郵政民営化に区切りがつくことになります。
これを受けて、日本郵政は1億3300万株、1000億円を上限とした自社株買いを実施すると発表しました。株式市場で売買される株式数を抑え市場への影響を避けるねらいです。