ファイザー“デルタ株”ワクチン臨床試験へ
アメリカの製薬大手ファイザーは、新型コロナウイルスのデルタ株(インド型)に対応した新たなワクチンの臨床試験を来月にも始めると発表しました。
新型ウイルスワクチンについて、ファイザーは8日、デルタ株に対応した新たなワクチンの開発を進めているとした上で、規制当局の許可を得られれば来月にも臨床試験を始めると発表しました。
CDC(=疾病対策センター)による最新の推計では、アメリカ国内の新規感染の51.7%をデルタ株が占めていて、さらなる拡大が懸念されています。
一方、CDCとFDA(=食品医薬品局)は8日、「現在使われているワクチンの接種を完了した人は、デルタ株を含む変異ウイルスに対して、死亡や重症化することから守られている」とする共同声明を出しています。