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感染状況 医療ひっ迫度で5段階のレベルに

2021年11月8日 11:55
感染状況 医療ひっ迫度で5段階のレベルに

コロナ対策を話し合う専門家らによる政府の分科会は最近の感染状況などの変化を受け、感染の「ステージ」について現在の4段階から5段階の「レベル」に見直し、医療のひっ迫度合いにより重点を置く案をまとめました。

山際経済再生相「ワクチン、検査、治療薬等の普及による予防発見から早期治療までの流れをさらに強化し、最悪の事態を想定して次の感染拡大に備えてまいりたいと存じます」

政府は新型コロナウイルスの対策を行う際の指標として、都道府県ごとに「ステージ」を4段階に分けて判断してきました。ワクチン接種が進み重症者が減るなど状況が変化したことを受け、感染の「レベル」について5段階に分ける案を専門家らがまとめ、8日の分科会で話し合われました。

新規の感染者がいない状況を維持できているレベルゼロから4までの5段階とします。分科会は安定的に一般医療が確保でき、日常生活や社会経済活動の段階的な回復が可能となる「レベル1」を「維持すべきレベル」としています。

一般医療を大きく制限してもコロナに対応できない「レベル4」は災害医療的な対応が求められ、「避けたいレベル」だとしています。

新たな分類は8日の議論を経て、正式決定される予定です。