野菜高騰の中…お得なのは? 旬のタケノコは去年の“半額”
物価高のなか、野菜も高騰していますが、いまお得な食材は何なのか、街で探してみました。
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街で聞きました。
「普段の生活をお得にする知恵は?」
主婦(50代)
「その日によって5倍ポイント、10倍ポイントの所を探して買い物。これも全部、歩いてポイント付く」
主婦(30代)
「特に(高く)感じるのは野菜ですかね。これは春キャベツです。かさは増せます」
30以上のポイントサービスを駆使し月に1万円分以上ためる人や、コスパのいい野菜を探しだし子どもたちに食べさせる人も。
食材の高騰が止まらないいま、お財布に優しいお得な野菜がありました。それは…。
レ・アル かきぬま 仕入れ担当 柿沼優助さん(東京・大田区)
「いまが旬のタケノコがオススメです。関東で買うんだったら今が一番安い」
旬のピークを迎えている「タケノコ」。卸売価格が、去年の同じ時期を下回っている数少ない野菜の1つです。こちらの店では1本300円から400円ほどと、去年の約半額で販売。
なぜ“お手頃価格”なのでしょうか?
訪ねたのは関東一の産地、千葉県の竹林。少し歩いただけで…。
谷当工房 中新井田拓也さん(千葉市)
「ここにもあるし。そこにもあるし。至るところにあります」
地面からニョキニョキ顔を出すタケノコがたくさん。1日に15センチほど成長するため、収穫が追いつかず、育ってしまったものもあるほど。
谷当工房 中新井田拓也さん
「『表年(豊作)』『裏年(凶作)』というのがあって今年は『表年』なのでタケノコが多い」
2月から3月にかけ雨が多かったため、今年は“当たり年”。
谷当工房 中新井田拓也さん
「今年は(去年より)倍の400~500キロはとれる」
サイズも申し分ないということで、家族で収穫体験に来たママが掘ってみると…(今シーズンの予約受付は終了)。30分以上格闘のすえ、3.9キロの“大物ゲット”。とれたてのタケノコを使ったピザをほおばっていました。
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タケノコ以外にも安い食材は? 先ほどの青果店では…。
レ・アル かきぬま 仕入れ担当 柿沼優助さん
「いまちょうどタマネギと新タマネギが両方出てきているので、かぶっている分、少しだけ安い」
タマネギです。新タマネギも並び始めたことから、手頃な価格に。
店によると、ゴールデンウイークが明けるころには、野菜の値段が全体的に下がる見込みだということです。