県内景気 “横ばい圏内”で5か月連続で据え置き
日銀秋田支店は、県内の景気について「横ばい圏内の動きになっている」として5か月連続で判断を据え置きました。
日銀秋田支店は6月の景気動向で「緩やかな回復を続けていた景気が一服した」と判断し、それ以降は、横ばいの状態が続いているとして、5か月連続で判断を据え置いています。景気を判断する主要6項目も全て9月から判断を据え置きました。
日銀秋田支店・片桐大地支店長「スーパーなどで買い物1回当たりの購入点数が減少するなど 全体としては弱含んだ状態が続いています」
景気判断で重要な「個人消費」も「横ばい圏内の動き」です。若年層やファミリー層などはこだわりのあるものに金を使うものの、高齢者などに日常生活での支出を抑える傾向が見られることから全体として判断が据え置かれました。ただ片桐支店長は「夏から9月にかけて、祭りなどのイベントや企業団体の会合も多く開かれ、サービス消費は回復している。クルーズ船の寄港も続いているので、冬の観光キャンペーンも利用して勢いを維持して欲しい」と期待をにじませました。