県内企業の景況感 2期連続で改善
日銀秋田支店が調査した県内企業の景況感は前回を上回り、2期連続で改善しました。
日銀秋田支店は企業の景況感について先月11日から今月12日まで調査し、県内企業144社から回答を得ました。景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた業況判断指数は全産業でプラス5で、2期連続の改善となりました。非製造業で値上げ交渉の進展やイベントに関する売上の向上などが寄与しました。
一方先行きについては建設業などで人手や資材不足の影響で工事の遅れを懸念する声が聞かれ、景気が悪化すると見込む企業が多くなっています。
日銀秋田支店・片桐大地支店「賃上げを含むですね、人的投資っていうのはこれからも正面から向き合っていかないと、 転職市場もだいぶ広がってますので、人が抜けてしまうとかですね、そういうことにも十分なっていくと思いますので、その人的投資をしっかりこうやっていくっていうのはやっぱり非常に大事なポイントだと思います。」
日銀秋田支店の片桐大地支店長は、「人手不足はこの先も続くため企業は生産性の高い分野へ人材を再配置することも検討する必要がある」と話しています。