トヨタとホンダ、労使交渉で要求に満額回答
今年の労使交渉で、自動車メーカー大手のトヨタ自動車とホンダは22日、労働組合からの要求に満額回答しました。
トヨタ自動車は22日、労働組合が求めていた賃上げと、ボーナスにあたる年間の一時金6.7か月分の要求に満額で回答しました。賃上げについて平均の要求額は公表されていませんが、最も高いケースでは月9370円の賃上げになるということです。今年1回目の労使交渉で決着となりました。
また、ホンダも、基本給のベースアップに相当する賃金改善分と、定期昇給をあわせて、月1万9000円の賃上げ要求に満額回答しました。ベースアップ分の月1万2500円は情報をさかのぼれる1990年以降で最高額だということです。さらに、若手の賃金を引き上げる目的で大学新卒の初任給を1割引き上げることなどを決めたほか、一時金についても6.4か月分の要求に満額回答しました。