尾身会長「みんなが工夫してできる対策で」新たに18道府県“まん延防止”分科会が了承
新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大を受け、大阪など18の道府県に「まん延防止等重点措置」を新たに適用する政府の方針が専門家の分科会に了承されました。
新型コロナ対策分科会・尾身茂会長「オミクロン株でもマスクと換気が非常に重要。みんなが工夫してできる対策で、方法で、暮らしと健康を守ろう」
尾身会長はこのように述べ、「マスクは鼻まで覆ってしっかりと着用してほしい。布やウレタンのマスクでは防御効果が少ないので、不織布のマスクを使用してほしい」と呼びかけました。
また、「換気が悪く大声を出す場面など感染リスクが高い場所への外出や体調不良の時は外出を避けてほしい。会食は少人数で、会話をするときはマスクをし、積極的に換気をしてほしい」としています。
まん延防止等重点措置の新たな適用対象は北海道や大阪、福岡など18道府県で、期間は27日から来月20日までです。
すでに適用されている広島、山口、沖縄の3県については今月末までの期限を来月20日まで延長する方針で、25日の対策本部で正式決定されます。
これにより、重点措置の適用地域は34都道府県に拡大されることになります。