東芝 国内ファンドのTOB、8日から開始 買収総額約2兆円、成立なら70年以上の上場の歴史に幕
東芝は、国内ファンドによるTOB(=株式公開買い付け)が8日から開始されると発表しました。成立すれば、東芝は70年以上の上場の歴史に幕を下ろすことになります。
東芝のTOBは、国内投資ファンド「日本産業パートナーズ」を中核とする企業連合が8日から来月20日までの期間で実施します。買い付け価格は1株4620円で、買収総額はおよそ2兆円です。
TOBは3分の2以上の応募で成立し、成立すれば、東芝は年内にも上場廃止となる見通しで、1949年以来、70年以上の上場の歴史に幕を下ろすことになります。
東芝は、短期的な利益を求める海外ファンドなど、いわゆる「ものいう株主」を多く抱え、経営の混乱を繰り返してきましたが、非上場化により、中長期的な経営戦略を描きやすくなるとしています。