東芝 “上場企業として最後”見通しの株主総会、来月下旬にもTOB開始予定 島田社長「中長期の視点で企業価値を向上」
東芝は上場企業として最後となる見通しの株主総会を開きました。
東芝は、2017年から短期的な利益を優先する海外ファンドなど、いわゆる「ものいう株主」を多く抱え、経営の混乱を繰り返してきました。
こうしたファンドを排除して経営再建を図るため、上場廃止を前提とする国内の企業連合による買収提案を受け入れ、来月下旬にもTOB(=株式公開買い付け)が開始される予定です。
島田太郎社長は「東芝の強みである技術を維持して、中長期の視点で企業価値を向上していく」として、上場廃止について株主に理解を求めました。
株主「会社を残すためには仕方がないのかな」「対外的な説明もしっかりして、ちゃんと経営をマネジメントしていくっていうのを出していってもらいたい」
非上場化により、株主還元に充てていた資金を成長分野に回すなど、経営改革できるのか。TOB成立の行方が注目されます。