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東芝株主総会“物言う株主”2人含む取締役を承認 会場では株主が反対意思を示す異例の事態に

2022年6月28日 14:21

東芝は株主総会で、いわゆる「もの言う株主」を取締役に迎えることをはかり、可決されました。しかし、会場では多くの一般株主が反対の意思を示すという異例の事態となりました。

採決では会場の株主の半数以上が手をあげず、賛成しませんでしたが、委任状による投票で賛成多数として可決されました。13人の取締役のうち、およそ半数を「もの言う株主」側が占めることになります。

株主総会では、「もの言う株主」2人を取締役に迎えることについて、株主から疑問の声があがりました。

これに対し、島田太郎社長は「株主と経営陣がより足並みをそろえることができる」と説明し、理解を求めました。一方、社外取締役の綿引万里子氏は、情報管理や利益相反の面などで法律家として反対意見を示したと説明しました。

また、株主からは…

総会に出席した株主「あまりにもあっさり(取締役が)可決されたので、何かちょっと拍子抜けしてしまったというか。今後また大事なことを決めていくわけですから、ちょっとそれが心配になって」

総会に出席した株主「社員の不安を取り除けるような状態になるか、ならないか、じゃないですか。なれば一気に元に戻るというか」

経営をめぐり長く混迷が続く東芝。新たな経営陣がすべての株主や従業員のための公正な経営判断をしていけるのか、注目されます。

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