東芝“モノいう株主”から2人の取締役受け入れる人事案
東芝は、いわゆる“モノいう株主”と呼ばれるファンドから、2人の取締役を受け入れる人事案を決めました。
東芝の取締役候補を提案する、指名委員会委員長のレイモンド・ゼイジ社外取締役は26日会見し、来月の株主総会に諮る取締役候補を発表しました。
候補者のうち2人はそれぞれ“モノいう株主”と呼ばれる「ファラロン・キャピタル・マネジメント」と「エリオット・インベストメント・マネジメント」というファンドの幹部です。
今回の案が株主総会で可決されれば、東芝は取締役13人のうち6人が“モノいう株主”の関係者に占められることになります。
東芝は2017年の資本増強で、株主の多くをものいう株主が占めるようになってから、経営の混乱が続いています。
取締役会でも“モノいう株主”の勢力が増すことで、安定した経営を続けられるのか、不透明となっています。