日銀副総裁「不安定な状況で利上げしない」一気に円安・株高進む
日本銀行の内田副総裁が「市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と発言したことを受けて、一気に円安、株高が進みました。
さきほど、日銀の内田副総裁は講演で、日銀が先週、追加利上げをしたあと、円安が修正され、「物価上振れのリスクはその分だけ小さくなった」との考えを示しました。
その上で「当面、現在の水準で金融緩和をしっかりと続けていく必要」があり、「金融資本市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」と強調しました。
内田氏の発言はこれまでの日銀の姿勢を修正したと受け止められ、円相場はドルに対して、2円70銭ほど円安が進みました。また、日経平均株価も講演前は6日より下落していたところから、プラスに転換し、一時1100円以上の上昇となりました。