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【入社式トップが新入社員に求めたこと】JAL赤坂祐二社長、「ウィズコロナ・ポストコロナの世界で航空の新しい役割や価値を生み出し」「互いに尊敬の念を持ち合う真のプロフェッショナルに成長する」

2022年4月1日 21:58
【入社式トップが新入社員に求めたこと】JAL赤坂祐二社長、「ウィズコロナ・ポストコロナの世界で航空の新しい役割や価値を生み出し」「互いに尊敬の念を持ち合う真のプロフェッショナルに成長する」
日本航空 赤坂祐二社長

日本航空の赤坂祐二社長が入社式の挨拶で新入社員に求めたこと。それは、「ウィズコロナ・ポストコロナの世界で、航空の持つ従来の役割を取り戻し、航空の新しい役割や価値を生み出していく」こと。

そして、「いかなる職種、いかなる仕事も、一つでも欠けると飛行機は飛ぶことができない。一人一人自らの役割の大切さを自覚し他分野の人と互いに尊敬の念を持ち合う、真のプロフェッショナルに成長する」ことでした。

■需要喪失という現実 “不安”を抱える新入社員に伝えたこと

新入社員の皆さま、ご入社おめでとうございます。 JALグループを代表しまして、皆さまを心より歓迎申し上げます。

まずはじめにウクライナでの戦争で犠牲となられた人々に心より哀悼の意を表しますとともに、今なお、大変困難な状況に直面されている全ての方々に1日も早く無事で平穏な日々が戻ることをお祈り申し上げます。

さて、新型コロナが世界を一変させてから、既に2年以上が経過しています。航空業界は需要喪失という信じられない現実に遭遇することとなりました。

本日、この業界、そしてJALグループに入社された皆さんは、希望に胸を膨らませている一方で、少なからず不安を抱えた入社式になっているかもしれません。

この2年間、私たちは感染対策・水際対策、ネットワークの維持、資金調達、こういったさまざまな対応に追われてまいりましたが、その一方で、新しい安全・安心、新しい社員の活躍の場、新しい需要や事業を創り出す、こういった前向きな取り組みを続けてまいりました。

■ウィズコロナ・ポストコロナの世界 航空の持つ従来の役割を取り戻す

そして幸いにも、この冬猛威を振るったオミクロン株の感染もピークを過ぎ、全国に及んだ、まん延防止等重点措置も解除され、この春の桜とともに、航空需要の本格的な回復、この気配を感じています。

この2年間の努力と成果を活かして、ウィズコロナ・ポストコロナの世界において、航空の持つ従来の役割を取り戻すとともに、社外に求められる航空の新しい役割や価値を生み出していくよう、一緒に頑張ってまいりましょう。

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■一つでも欠けると飛行機は飛ぶことができない
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