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【入社式トップが新入社員に求めたこと】森ビルの辻慎吾社長、ヒルズの未来形を創る挑戦者であるために 大切なことは「与えられたものから学ぶ」のではなく「自分から貪欲に学びにいく」姿勢

2022年4月1日 22:09
【入社式トップが新入社員に求めたこと】森ビルの辻慎吾社長、ヒルズの未来形を創る挑戦者であるために 大切なことは「与えられたものから学ぶ」のではなく「自分から貪欲に学びにいく」姿勢

■「ヒルズの未来形」を創り上げるための挑戦者

森ビルは「できること」ではなく、「やるべきこと」をやる会社だ。誰よりも時代を先取りして動く挑戦者でなければならない。森ビルが手掛ける都市づくりには、長い時間と莫大な資金がかかる。

しかも、我々の夢や想いだけではなく、地元の地権者や共同事業者の想いや人生も背負っており、大きな社会的責任もある。

だからこそ、なんとしてもやり遂げなければならないし、成功させなければならない。

森ビルは「できること」ではなく、「やるべきこと」をやる会社だ。そういった意味で、誰よりも時代を先取りして動く挑戦者でなければならない。

これまでも前例がなくても挑戦してきたし、今も「ヒルズの未来形」を創り上げようとさまざまな挑戦を続けている。

■新たな文化・経済圏「ヒルズエリア」を創り出し、国際新都心へ

来年、我々は「虎ノ門ヒルズエリアプロジェクト」と「虎ノ門・麻布台プロジェクト」を現実の街として世に出す。

この2つのプロジェクトを含め、我々の戦略エリアにあるヒルズを連携させることで、新たな文化・経済圏「ヒルズエリア」を創り出し、東京の磁力となるような国際新都心へと育て上げていく。

これは森稔会長が思い描いていたグランドデザインであり、東京が国際都市間競争を勝ち抜くための都市戦略でもある。

六本木ヒルズの隣接地では、「六本木五丁目プロジェクト」も都市計画提案に向けて推進中だ。

■大切なのは「自ら現地に足を運び、自分の目でみて感じることの積み重ね」

都市づくりのリーダーを目指すうえで大切なことは、「与えられたものから学ぶ」のではなく、「自分から貪欲に学びにいく」姿勢だ。

インターネットや本でわかったような気になるのではなく、自分で現地に足を運び、自分の目で現物をみて、感じることが大事だ。

どうみるか、どこをみるか、どんなふうにみるかによっても、得られるものが違ってくる。

また、初めてみたときと、いろいろな経験を積んでからみたときとでも感じ方が違ってくる。

そういう経験を1つ1つ積み重ねていくことで、物事をさまざまな角度からみる能力や、全体を俯瞰してみる能力が身についてくる。

その能力はリーダーとしていろいろな判断をする立場になったときに絶対に必要になってくるはずだ。

共に挑戦し、共に成長しながら、東京を元気にし、人々をワクワクさせるような都市づくりをしていこう。

※辻 慎吾
 "辻"のしんにょうの点の数は一つ

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