生き埋めなどの捜索困難者を救出へ ドローンを公開 スマホに反応も
土砂崩れなどで生き埋めになるなど、捜索が困難な人の救出に役立つドローンが公開されました。
こちらのドローンは、携帯電話が発信している電波を検知することで、遭難したり、生き埋めとなったりしている可能性のある場所を特定し、救出するために開発されたものです。
このドローン、2台で捜索しているのには、ある理由があります。
記者「木にケーブルが引っかからないように1台のドローンが補助することで、捜索を行うドローンに電力を確実に送っています」
通常、バッテリーの持ち時間は20分程度ですが、200メートルの長いケーブルをつなげ、常に給電することで、100時間以上飛行し、スマホの電波を検知する作業ができるようになりました。
長いケーブルが地上のがれきや倒木などの障害物に引っかからないように、もう1台のドローンがケーブルをさばく役割を担っているのです。
開発したソフトバンクなどは消防庁とさらに研究を続け、災害現場で実際に活用していきたいとしています。