日韓「通貨スワップ協定」再開で一致 約8年ぶり、融通枠100億ドル
日本と韓国の財務相が経済や金融などについて話し合う「日韓財務対話」が29日、7年ぶりに開かれ、関係悪化により終了していた「通貨スワップ協定」を再開することで一致しました。
鈴木財務相「2国間通貨スワップ取りきめを強化していくことが必要との認識を共有」
日韓両国は、金融危機の際に通貨を融通し合う「通貨スワップ協定」を結んでいましたが、関係悪化などを背景に、2015年に終了していました。
しかし、「歴史的な日韓関係改善の機運を高め」、また、「世界経済の不確実性が高まる中、日韓の協力強化」が必要との認識から29日、およそ8年ぶりに「通貨スワップ協定」を再開することで一致しました。融通枠は100億ドルです。
両国はまた、来年、韓国で「財務大臣級対話」を行うことでも合意しました。