2024年度予算案の概算要求総額、一般会計で約114兆円 過去最高の見通し
来年度予算案に向けた各省庁からの概算要求の総額が、およそ114兆円となることがわかりました。
財務省は31日、各省庁からの要求を締め切り、予算編成を本格化します。2024年度の概算要求は一般会計でおよそ114兆円となることがわかりました。過去最高の額となる見通しです。
防衛省は「12式地対艦誘導弾」の能力向上など、防衛力強化に伴う防衛費を大幅に増加し、過去最大のおよそ7兆7385億円を要求。
また、厚労省の要求額は、高齢化に伴う社会保障費が5866億円増加して33兆7275億円となりました。一方、今回も少子化対策などの重要な政策で金額を明記しない「事項要求」が多いことから、実質的な要求額は、さらに膨らむ見込みです。
コロナ禍やウクライナ情勢などで年々要求額が膨らみ、財政は極めて厳しい状況です。