愛知県岡崎市の老舗メーカーが「八丁味噌」を名乗れなくなる問題に決着です。

GI保護制度は、国が特産物などを地域のブランドとして登録し、名称や製法を守る仕組みです。

八丁味噌をめぐっては、近代的な製法をとる「愛知県内の組合」がGI保護制度に登録され、伝統的な製法で作る、老舗の「まるや」と「カクキュー」が外れたままでした。

24日、農水省が老舗2社の追加登録を発表し、県内の組合と両方が「八丁味噌」を名乗れることになります。

まるや八丁味噌 浅井信太郎 社長：
「私は岡崎2社の作り方を伝えることにつきる。日本の文化の伝道師の一人でありたいと思います」

老舗の2社は、登録を「発祥の地に限るべきだ」と国に対し反発してきましたが、このままでは「八丁味噌」を名乗れなくなることから、国の方針を受け入れた形です。