イベント収容人数“上限撤廃”案 新型コロナ対策分科会で専門家らに諮る
政府はイベントの収容人数の上限規制を撤廃する案などを、27日午後2時から始まった新型コロナ対策分科会で専門家らに諮っています。
27日の分科会ではスポーツやコンサートなどのイベントの規制を緩和することを諮っています。これまで、大声を出す場合には「収容定員の50%」としてきた上限を撤廃し、満席でも声を出して応援できるようにする方針です。
また、会議では新型コロナの位置づけを季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げることについても意見を募りました。
委員からは「今後の感染対策について、個人の責任のみに帰する事態とならないように留意すべき」「マスク装着や手洗い、換気は、 感染症予防に有効とされてきた活動。対策緩和にあたってもその意義 が損なわれないような啓発が必要である」などの意見が出されています。
政府は夕方の対策本部でこれらの見直しを正式に決定しますが、イベントの規制を緩和する時期は、27日以降のいつからか都道府県で判断することになります。