海外旅行を直撃? あすからゴールデンウイークも“円安加速”
円安が加速しています。ゴールデンウイーク直前の28日、空港は海外旅行者でにぎわい始めましたが、円安の影響はあるのでしょうか。
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「空の玄関口」成田空港の国際線ターミナルには28日夕方、大きな旅行カバンを手にした多くの人の姿がありました。
ハワイへ行く夫婦
「ハワイに行ってきます。車借りているので、ドライブを」
ハワイへ行く夫婦
「新婚旅行、ハネムーン。9泊です」
羽田空港でも――
ハワイへ行く夫婦
「ハワイです。コロナになってから、どこも行けなくて。うれしい。すごくワクワクしてます」
29日から始まる最大10連休のゴールデンウイーク。国内のどの地域にも緊急事態宣言が出ていない大型連休は3年ぶりとなります。そのため、航空各社の国際線予約は好調ということです。中でもハワイ便の予約は2021年と比べて、日本航空は約9倍、全日空は約5倍に増加し、満席の便もあるということです。
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ようやく行ける海外に、胸踊らせる人たち。しかし、そこに影を落とす動きもありました。28日の外国為替市場で、急速に円安が進み、20年ぶりに一時1ドル131円台をつけました。円安の理由は、日銀の金融政策決定会合です。
28日、日銀は今の大規模な金融緩和策の維持を決め、低金利政策を続ける姿勢を強調しました。これを受けて、円相場は一気に円安へと動きました。
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急速に進む円安について、空港で聞きました。
「130円になったんですか。でも、そんなこといっても、仕方がないね」
「しょうがないことなので、いっぱいお金使ったらいい」
29日から始まるゴールデンウイーク、円安の影響はあるのでしょうか。