ファーストリテイリング・柳井社長「円安続くと日本の財政に悪影響」 懸念示す
ユニクロなどを展開するファーストリテイリングの柳井正社長は、「これ以上、円安が続くと日本の財政に悪影響だ」と懸念を示しました。
14日に行われたファーストリテイリングの決算会見で、柳井社長は急激に円安が進んでいることについて、「円安のメリットは全くない」と述べ、懸念を示しました。
柳井社長「日本は世界中から原材料を入れて加工して、その付加価値をつけて売るっていう、そういう業務やってるんですよ。その中で、自国の通貨が安く評価されるということは、決してプラスにならない。円安がこれ以上続くと、日本の財政みたいなことが悪い方向にいくんじゃないかな」
また、ウクライナ侵攻を受け、ロシアでの営業を停止したことについては、「物流の問題や戦況などから総合的に判断した」とし、営業停止の判断が遅れたのではないかとの記者からの質問に対し、次のように反論しました。
柳井社長「いつでもどこでも誰とでもテレビ会議ができる。世界各地の状況も全部わかっています。遅れるっていう事はありえないですね」
現地の状況を見極めた上で適切に判断したと強調しました。