日野自動車 小型トラックでも不正 すべてのトラックが出荷停止に
日野自動車が排ガスや燃費に関する不正なデータを提出していた問題で、小型トラックでも新たな不正が判明したと発表しました。
日野自動車・小木曽聡社長「国土交通省からの指摘で、追加の不正行為が判明したことは、大変重大かつ深刻であり、弁解の余地もございません」
日野自動車は今月2日、少なくとも2003年からトラックの排ガスや燃費のデータについて不正を行っていたことを公表していましたが、さらに22日、国土交通省の立ち入り検査で新たな不正が判明したと発表しました。
これまで日野自動車は燃費の測定方法について規定と違う場所で測定するなどの不正を公表していました。
今回発覚した不正は検査の回数についてで、複数回以上とされている規定を守らず、1回しか行わないケースが見つかったということです。
対象となる小型の2トントラック「日野デュトロ」は22日から出荷が停止されました。
これで日野自動車がエンジンを生産する国内向けすべてのトラックが出荷停止となります。