「必要があれば厳正に対応」栗田金融庁長官 ビッグモーター保険金不正請求問題、調査の方針 日テレインタビュー
金融庁のトップに先月就任した栗田照久長官が日本テレビのインタビューに応じ、ビッグモーターの保険金不正請求問題について調査の方針を明らかにしました。
栗田長官「何でそういうことが起こったのかということをしっかり見極めて、その上で必要があれば厳正に対応する」
栗田長官はこのように述べ、ビッグモーターや損害保険会社に対し、徹底して原因を究明し、対処する姿勢を示しました。
また、今後、金利がさらに上昇する可能性もあることから、金融政策と地銀の関係について質問したところ「金利が上がった時の金融機関のポートフォリオによって、地銀への影響の出方は全然違う」との考えを示しました。
その上で、地銀などの金融機関に対して「異常な事態が起きたとしても乗り切れるようなリスク管理、危機対応管理ということをやっていただくことが重要」と促しました。
栗田長官は今後、風通しの良い組織作りを心がけ、金融システムの安定性など、山積する課題に取り組むとしています。
最後に、趣味について伺うと「“趣味がない人間です”と言ってるので、ごろごろしているって感じです」。
このように述べ、同僚がシャイな人と評する一面を見せました。