新生銀行が「SBI新生銀行」に社名変更
ネット金融大手・SBIホールディングスの子会社となった新生銀行が4日、社名を「SBI新生銀行」に変更しました。
新生銀行をめぐっては、消費者金融や法人融資の分野など金融事業の拡大を図りたいSBIホールディングスが、TOB(=株式公開買い付け)を仕掛けて買収が成立し、2021年12月にSBIホールディングスの子会社となりました。
新社名にはSBIグループの一員であることを明確にする意味が込められていて、グループの連携や収益力の強化を加速させていく考えです。
4日に都内で行われたセレモニーで、SBI新生銀行の川島克哉社長は、「SBIグループの中核的銀行として、そのスピードとベンチャースピリットを大いに取り入れていきます」と述べました。
SBI新生銀行には、新生銀行の前身である日本長期信用銀行の破綻にともなう公的資金、約3500億円の返済が残っています。今後、その返済にどう道筋をつけていくかが課題です。