インターネット金融大手のＳＢＩホールディングスは、新生銀行に対してＴＯＢ（＝株式公開買い付け）を行うと発表しました。新生銀行の対応によっては敵対的な買収に発展する可能性もあります。

ＳＢＩホールディングスは、新生銀行の株式をおよそ１９％保有しています。９日の発表によりますと、ＳＢＩは今回のＴＯＢでおよそ１１００億円を投じ、新生銀行の株式を最大４８％まで買い増すことを目指すとしています。出資比率を引き上げることで新生銀行との関係を強化し、消費者金融や法人融資の分野など金融事業の拡大を図る狙いです。

しかし、新生銀行側はＳＢＩの発表に対して「事前の連絡を受けておらず、当行取締役会の賛同を得たものではない」とのコメントを出していて、今後の新生銀行の対応次第では敵対的買収に発展する可能性もあります。