大手3行が来月の住宅ローン固定金利を一斉に引き上げ 日本の長期金利の上昇傾向など受け
日本の長期金利が上昇傾向となっていることなどを受け、大手3銀行が来月の住宅ローンの固定金利を一斉に引き上げました。
大手銀行3行は、10年固定型の住宅ローンについて、来月から適用する基準金利を引き上げました。
9月に比べ、三菱UFJ銀行が0.06ポイント引き上げ3.72%に、三井住友銀行が0.05ポイント引き上げ3.79%に、みずほ銀行が0.1ポイント引き上げ3.55%になります。これは、銀行が固定型の住宅ローン金利の参考とする長期金利が上昇傾向にあることなどが要因です。
長期金利の指標となる10年物国債の利回りは、今年7月に日銀が金融政策を修正して以降上昇傾向が続いていて、29日も一時、0.77%をつけ、2013年以来およそ10年ぶりの水準まで上昇しています。アメリカをはじめ世界的に金利の上昇傾向が強まる中、日本の金利も将来的に上昇していくのではないかとの予測もあり、今後、住宅ローンの固定金利は更に上昇する可能性もあります。
尚、現在利用者の多い、変動金利については、現段階で大手3行での変更はありません。