20年ぶりの新紙幣、あす発行
20年ぶりとなる新しい紙幣が3日、発行されます。朝から順次、日本銀行から各金融機関に新紙幣が引き渡され、流通が始まります。
20年ぶりにデザインが変更される新紙幣には、1万円札に実業家の渋沢栄一、5千円札に教育家の津田梅子、千円札に細菌学者の北里柴三郎の肖像が新たにデザインされます。
偽造防止を強化するために肖像が見る方向によって回転する「3Dホログラム」が採用されたほか、お札の数字の表記も判別しやすいよう大きくなります。
新紙幣は3日午前8時以降に日銀から各金融機関に引き渡されます。一部の店舗ではその日のうちに入手できる可能性がありますが、メガバンク3行はいずれも、新紙幣への両替は原則として発行翌日の4日以降、順次開始するとしています。
また、新紙幣への対応は金融機関のATMが9割以上、コンビニやスーパーのレジも8割から9割程で完了する見通しですが、飲食店の券売機は5割ほどに留まるなど対応には差が出ています。