大手製粉企業各社が、6月に業務用の小麦粉を値上げすることを決めました。パンやうどんなどの値上げに広がっていく可能性があります。

ニップンは、飲食店や食品メーカーなどに卸している業務用の小麦粉の価格について、6月20日の納品分以降、引き上げると発表しました。

パンなどに使う強力粉は、25キログラムあたり370円の値上げで、うどんなどに使う中力粉や薄力粉は320円、国内産の小麦粉については385円値上げします。輸入小麦の政府売り渡し価格が、今月から17.3％引き上げられたことが理由だとしています。

また、日清製粉グループと昭和産業も、6月20日納品分からの値上げを発表しています。両社とも、25キログラムあたりで、強力粉は370円、中力粉や薄力粉は325円、国内産小麦粉は385円価格を引き上げるとしています。