日産・内田社長「11年やってきた証しに」 次世代バッテリー早期実用化に意欲
日産自動車の電気自動車に使う次世代バッテリーの研究所を日本テレビが独占取材しました。取材に応じた内田社長は早期実用化に強い意欲を示しました。
神奈川県にある日産の研究所。
開発されているのは、次世代のバッテリーと期待される「全固体電池」。全固体電池が実現すれば例えば今の電気自動車のバッテリーの半分の大きさで充電がまかなえます。
カギは原料の粉に圧力を均等にかけることで電池を薄くすること。
この日、研究所を訪れた作業着姿の日産・内田誠社長。実験の様子を見学しました。
日産総合研究所 石川達郎研究員「今は条件が違うんですけれども、これ(プレス)で粉体が固体になるんです」
日産自動車 内田誠社長「プレスの条件が変わったら性能は全く変わってくる?」
日産総合研究所 石川達郎研究員「変わってきます」
次世代バッテリーについて内田社長は――
日産自動車 内田誠社長「今の(バッテリーサイズの)状況ではある程度の室内の空間をとってしまう、これ(バッテリー)が薄くできるというメリットがあります」
次世代バッテリーは従来の電池より寿命が向上し、充電時間も短くなります。他社がここ数年で販売を始める中、2010年から電気自動車を販売してきた日産。
日産自動車 内田誠社長「日産が11年やってきた証しにつながるよう全固体電池を実現できればと」
日産は2028年度までに次世代バッテリーの量産化を目指します。