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電力需給 29日は「節電などで厳しい状況改善」も…注意報は30日も継続

2022年6月29日 21:45
電力需給 29日は「節電などで厳しい状況改善」も…注意報は30日も継続

経済産業省は、29日の電力需給については、節電などの対策により厳しい状況は改善されたと発表しました。一方、記録的な暑さが続き、政府は30日も東京電力管内で「電力需給ひっ迫注意報」を継続すると発表しました。

経済産業省によりますと、29日は電力のひっ迫が夜遅くまで続くと見込まれていましたが、追加の供給対策や節電効果もあり、厳しい状況は改善されたということです。

一方、政府は30日も東京電力管内で、「電力需給ひっ迫注意報」を継続します。

6月にしては異例の暑さが続き、30日午後2時に予想されている最大の電力需要は、真夏並みの約5600万キロワットまで膨れあがる見通しで、東日本大震災以降でこれまでの6月の過去最高値を大幅に更新する可能性があります。

30日の午前中には千葉県にある姉崎火力発電所が運転再開する予定で、厳しい電力需給の改善が期待されますが、依然として夕方の時間帯に予備率が5%を下回る見通しだとして、経産省は、冷房などを活用して熱中症対策に注意しつつ、使っていない照明を消すなど、できる限りの節電を呼びかけています。