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ソフトバンクG、アリババ株で現物決済へ 四半期で過去最大の赤字

2022年8月10日 22:52
ソフトバンクG、アリババ株で現物決済へ 四半期で過去最大の赤字

今月8日、四半期としては創業以来最大となる3兆円以上の最終赤字を計上したソフトバンクグループが、保有している中国のIT大手・アリババの株式の一部を手放すと発表しました。

ソフトバンクグループは、これまで保有しているアリババ株を担保にして資金調達を行ってきましたが、この資金の返済をアリババ株式の現物をもって決済するということです。ソフトバンクグループは、これにより次回の決算で、およそ4兆6000億円を税引き前の利益として計上できると試算しています。

世界的な株価下落と円安が進んだことで、今月8日に過去最大の最終赤字を発表しましたが、現在の厳しい市場環境が長期化することも想定し、アリババ株を現物決済することが最善の選択と判断したとしています。

これにより、ソフトバンクグループのアリババ株の保有比率は23.7%から14.6%に減少し、アリババがソフトバンクグループの持ち分法適用関連会社から外れます。