台湾で大規模軍事演習 中国からの攻撃を想定
台湾で中国軍の攻撃を想定した大規模な軍事演習が行われ、蔡英文総統が洋上の駆逐艦から実弾演習を視察しました。
この軍事演習は台湾で1年に1度行われているもので、今回は中国による空と海からの攻撃などを想定して行われました。
26日の演習では、戦闘機15機や艦船20隻が投入され、対空ミサイルや対潜水艦ロケットなど実弾を使った訓練の様子を蔡英文総統も洋上の駆逐艦から視察しました。
台湾メディアによると、今回の演習はロシアの侵攻に対するウクライナ軍の戦い方も参考にしたということで、自衛能力をアピールする狙いもあるとみられます。
一方、中国政府は今回の演習について「台湾が中国に軍事的に対抗しようとしても必ず失敗する。独立への道は行き詰まることは目に見えている」などと強く非難しています。