「奨学金は借金…」高校生がゲームを通して将来とお金を考える
高校生が考案した教材を使った金融についての出前授業が若狭町の高校で開かれ、生徒たちが楽しみながらローンの仕組みを学びました。成人年齢が18歳となり消費者ローンの契約が可能となる中、金融の知識や判断力を養おうとメガバンクのSMBCグループが開きました。(1月17日)
授業では生徒がグループごとに分かれて、高校卒業から定年退職までの生活に必要な資金をシミュレーションしながら最終的に残る資産を競いました。
ゲーム内で借金を抱えた生徒は「借金地獄。奨学金はもらえると勘違いしていたが、将来借金になると思うと簡単には受けられない」と話していた一方、別の生徒は「楽しい。将来どんなことが起きるとかいい経験になって、大人になって行くのはこういうことだと思う」と今後の人生について前向きに考えていたようでした。
使われた教材は福井市の福井南高校の生徒が考案したもので、高校卒業から進学、就職さらには結婚や住宅の購入といった人生の「転機」を考える仕組みとなっています。