脱炭素化へ 北陸電力敦賀火力発電所で木くず固めたペレットの使用比率をアップ
敦賀火力発電所で木くずを固めたペレットの使用比率をアップ(5日午前10時敦賀市泉)
北陸電力の敦賀火力発電所では、ペレットと呼ばれる木くずを固めた燃料を使ったバイオマス発電の割合を高め、脱炭素化に向けた取り組みを加速させます。
北陸電力はこのほど、敦賀火力発電所に、バイオマス発電に利用するペレットを貯めておく「サイロ」を新たに8基建設しました。
バイオマス発電は、石炭などの化石燃料に代わって、木くずなどを固めたペレットを燃料とすることで、環境に与える影響を減らすことができるとして注目されています。
今回新たに整備した施設は、去年11月から本格的に運用が始まっていて、敦賀火力発電所2号機の全ての発電量に占めるバイオマス発電の比率は、これまでの1%から15%に引き上げられました。
北陸電力では、年間50万トンの二酸化炭素の排出削減につながると見込んでいて、引き続きカーボンニュートラルの実現に取り組んでいく方針です。
最終更新日:2025年3月5日 19:21