福井県のブランド牛「若狭牛」を初めて台湾へ輸出 とろけるおいしさ評価が楽しみ
福井県のブランド牛「若狭牛」が初めての輸出です。台湾に向けて出荷され、食のイベントでおいしさをアピールして、世界各地への販路拡大を目指します。
30日に坂井市坂井町にある農家から出荷されたのは体重750キロのメス牛一頭です。
行き先は海の向こうの台湾。
今年3月に、現地のホテルで開かれる「美食福井フェア」に向け出荷されます。
若狭牛は年間600頭が出荷されていますが、ほとんどが県内で消費されています。
県では県の内外や海外への出荷に向けてさらに200頭の増産を目指しています。
出荷された牛は、稲わらやコメを食べて大きく育ち、徹底した体調管理で良好な肉質になっているということです。
■福井県食肉事業協同組合連合会 中野直幸理事長
「神戸牛や鹿児島の和牛、近江牛とも違う、日本の和牛として取り上げてもらえたら かみしめてうまいなとかそういった魅力を知ってほしい」
出荷された若狭牛は滋賀県で加工された後、2月20日に台湾へ輸出され、鉄板焼きやすき焼きなどに調理しておいしさをアピールします。