楽天グループ 創業以来“最大”3728億円の赤字に 主な理由は楽天モバイル事業
楽天グループは14日、2022年1月からの一年間の決算を発表しました。最終損益は3728億円の赤字になりました。創業以来、最大の赤字です。
赤字の主な理由は、楽天モバイル事業です。基地局の建設など、設備投資のコストが膨らみ、モバイル事業の営業損失は4928億円となりました。
ただ、基地局の数が目標に近づいてきたため、三木谷浩史社長は、「ことしは引き続き年間3000億円程度の設備投資がかかるものの、来年以降はコストが縮小する」との見通しを示しました。
三木谷社長は、今年を「非常に勝負の年」と位置づけ、コストの安い、効率的な仕組みづくりに引き続き取り組むとしています。楽天モバイル事業が単体で利益を創出していけるよう、1年で体制を確立したい意向です。