新天町とパルコの再開発 天神に新たな地下通路の整備を計画 地下鉄まで結ぶ 歴史つなぐ「商店街通路」も 福岡
福岡市・天神で計画されている新天町商店街とパルコの一体的な再開発を巡り、計画の概要が明らかになってきました。新たな地下通路の整備が計画されていることが分かりました。
■阿部まみフィールドキャスター
「奥に見えるのが福岡パルコで隣接するこちらは新天町商店街です。この辺り、再開発で2つのビルが立ち並びます。そしてこちらには公園ができるそうです。」
福岡市・天神で計画されている、福岡パルコと新天町商店街の一体的な再開発では、新天町商店街を「西街区」、福岡パルコなどのエリアを「東街区」として2つの複合ビルを建設する計画です。
その中で新たに明らかになったのが…。
■阿部フィールドキャスター
「新天町商店街のメインシンボルともいえるこの時計のすぐ下にあるメルヘン通りに、新たに地下通路ができます。」
通路は、新天町商店街を南北に走るメルヘン通りの地下に整備する計画で、地下鉄天神駅から岩田屋付近まで、長さおよそ190メートルです。
岩田屋と天神地下街をつなぐ「きらめき通り地下通路」と地下鉄天神駅が結ばれるため、天神地区の利便性や回遊性の向上が期待されています。
■阿部フィールドキャスター
「こちらには昔ながらの商店街の良さをいかした商店街通路ができます。今と変わらず個性豊かな店が並ぶそうです。」
新たにビルが建設されても、商店街の歴史を継承するため天神と大名地区をつなぐ「商店街通路」を造ることを計画しています。通路は、ビルの営業時間外でも通行できるようにすることも検討しています。
商店街では期待が高まっています。
■ミュージックプラザ・インドウ 印藤 毅社長
「新天町は76年、77年くらいずっと歴史を重ねていますが、商店街らしさというものが我々の一番の強みかなと思います。新たな一歩となるような、いい計画にしたいと思っています。」
■買い物客
「期待しています。大いに。地下は大好きですね。直射日光が当たらないし、日傘をささなくて良いから。」
再開発ビルは2030年度の開業を目指していて、九州最大の商業集積地の活性化がますます進みそうです。