宿泊者数は過去最高も…働く人はコロナ禍で落ち込んだまま 熊本の観光業界合同就職説明会
観光関連業界の就職フェアには、ホテルやタクシー会社など12社が参加しました。熊本県内の宿泊者数は、新型コロナが5類へ移行した2023年に延べ840万人と過去最高を記録。去年も外国人宿泊者数で過去最高が見込まれるなど堅調に推移しています。
しかし、観光業界で働く人の数はコロナ禍で落ち込んだままの状況が続いています。
■熊本県観光振興課 橋元宣雅課長補佐
「たくさんの観光客が来られているにもかかわらず、それをお迎えする態勢をつくっていく中で人手が足りないという声をたくさんいただいています」
採用する企業側は働きやすい環境づくりを迫られています。
■松屋本館 市丸耕太郎さん
「以前であれば会社側の条件に合う方を見つけていたが、今は働く方の条件に合わせた働き方やポジションを考えて求人をかけている状況」
■ホテルアレグリアガーデンズ天草 近藤和泰さん
「私どものホテルに興味はあるけど休みが少ないと1回言われたことがあり、休館日を年に3回設けて、3日間ずつ9日間増やして年間休日を増やした」
観光関連業界就職フェアは2月20日にもオンラインで開かれる予定です。