【解説】ライドシェア 富山県内で導入へ 課題は
タクシー会社が主体となっている、この日本版ライドシェアについて改めて確認します。
普通免許を持つ一般ドライバーが自家用車を使って、有料で乗客を送迎するサービスで、日本版はタクシー会社が運行を管理します。
運行が認められるのは、タクシーが不足する時間帯などに限られていて、県内では今回は金曜日と土曜日の午後4時台から翌日の午前5時台に限定される見込みです。
運賃はタクシーと同じで、原則キャッシュレスでの支払いとなるのが特徴です。富山交通は既存の配車アプリの活用を検討しています。
県内ではどれぐらいの台数が運行されるんでしょうか?
政府は、台数の上限を交通圏ごとに概ね5パーセントと定めています。
富山交通圏には264台の車両があり、認められる上限は14台となります。
このうち富山交通は5台を申請する予定です。
富山運輸支局などは今後、安全対策や損害賠償能力などを審査します。
申請が承認されるのは5月下旬から6月上旬の見込みとなっています。富山交通はドライバーの募集について「導入が決まり次第求人サイトなどで行う」としています。
私たち利用者にとってはどんなメリットがあるんですか?
県内でもドライバー不足でタクシーがなかなか来ないという声もあります。
タクシーを運行するには第二種免許が必要ですが、このライドシェアは普通免許を持っていれば運行できることもあって、ドライバー不足の解消につながるとみられています。
タクシー業界も大きな変革期を迎えています。