史跡出島でコンテナ海運サミット開催 コンテナ海運会社ONE主催で課題を共有《長崎》
私たちの生活に不可欠な物を日々輸送する「コンテナ海運」についてです。国際情勢の緊迫化や気候変動を背景に、コンテナ海運の課題を共有するサミットが26日、長崎市で開かれました。
長崎市の史跡「出島」で開かれた「コンテナ海運サミット」
世界有数のコンテナ海運会社、オーシャン ネットワーク エクスプレス「ONE」が主催し、海運業界の関係者をはじめ、船舶、海事などの分野を研究する日本、中国、シンガポールの学識経験者らおよそ60人が参加しました。
(鈴木長崎市長)
「このサミットが海運業界の発展と相互ネットワークの構築につながることを期待している」
パネルディスカッションでは、次世代燃料のトレンド、海運の脱炭素化、プロフェッショナル人材の確保をテーマに、グループに分かれて意見を交わしました。
(オーシャン ネットワーク エクスプレス 岩井泰樹マネージングダイレクター)
「個社だけでは解決できない大きな社会問題も解決しないといけないところで、産官学の連携が非常に重要になるというところで、パートナー企業や学者の皆さん、官の皆さんが集まって大きな課題について共に取り組んでいきたい」
参加者は、コンテナ海運業界が直面する課題を共有し、持続可能な発展に向けて取り組む考えを確認していました。
長崎にはONEが出資する関連会社が新たに進出し、ONEの輸送サービスに関連した市場調査や分析といった事業を担います。