長崎でサクラの開花発表 去年より5日遅く 徐々に咲き始めた花見スポットも《長崎》
長崎地方気象台は26日、サクラが開花したと発表しました。平年より3日、去年より5日遅い開花です。県内でもサクラが徐々に咲き始めた花見スポットも。各地の名所で満開となるのはいつでしょうか。
午後2時。
(長崎地方気象台宮田 博治 気象情報官)
「合計で5輪なのできょう開花を発表した」
標本木のソメイヨシノに5輪の花が咲きました。
平年より3日、去年より5日遅い開花です。
開花が遅れた要因として冬から今月にかけての「気温の変化」があまり大きくなかったことが考えられるといいます。
(長崎地方気象台宮田 博治 気象情報官)
「いつもの年よりも気温の推移が違ったのが(要因として)あると思う。冬は暖かくて体感的には冬よりも3月のほうが寒かった、その辺もあるのでは。これだけ長く引っ張ったのでは珍しい」
この時期、花見客でにぎわう場所は…
(冷川小粹アナ)
「長崎市の立山公園です。例年、この時期は6分咲きだがまだ数えるほどしか咲いていない」
およそ700本が咲き誇る立山公園の「さくらまつり」は23日から開催予定でしたが雨や風の影響でこの4日間は中止に。
(公園関係者)
「最初のつぼみから膨らむまでが長かった。寒さでしょうね。かなり寒さがあって風も強い」
見ごろになるのは来月に入ってからとなりそうで1日までとしていたイベントの期間を4、5日程度、延長することを検討しているそうです。
こちらは長崎市の風頭公園。
去年のこの時期に開催していた「桜まつり」では満開のサクラを楽しむことができましたが、今年はまだ数輪程度…。
「桜まつり」は当初の予定通りの今月31日までですが夜桜を楽しめるようぼんぼりはしばらく飾る予定だということです。
(風頭公園景観振興会片山 巧 事務局長)
「金土日月は天気が回復しそうなので、花見弁当を食べながらサクラをめでてもらえたらうれしい」
ソメイヨシノやオオムラザクラなどおよそ2000本が楽しめるのは県内有数の名所「大村公園」。
つぼみがふくらみ始めた状態で観光コンベンション協会によりますとおととい24日に開く予定だった「桜まつり」は31日に延期しました。
来月あたりから徐々に見ごろを迎えそうです。
待ち遠しい各地のサクラ満開を迎えるのは咲き始めてから1週間から10日後です。
およそ250本が楽しめる長与町の中尾城公園は今月末から来月初めごろにかけてが見ごろに。
西海市の四本堂公園では、およそ500本のサクラが迎えてくれます。
雲仙市の橘神社のサクラは咲き始めだそうで、およそ800本が満開になるのは来月に入ってから。
松浦市の大山公園は、およそ500本のサクラと伊万里湾の景色が楽しめるスポット。
今月末から見ごろになるとみられています。
天気はあす一旦、回復しますが再び下り坂に。ただ週末は広い範囲で日差しが届き29日金曜日以降、気温も上がりそうです。
サクラの名所で家族や友人と花見を楽しんでみてはいかがでしょうか。