長崎県の水産会社が、大分県佐伯市でクロマグロの養殖事業を新たに展開することになりました。

佐伯市でクロマグロの養殖を始めるのは長崎県五島市の「海興水産」です。
海興水産はまき網漁で取ったアジやサバなどを販売していて、クロマグロの養殖事業への参入は今回が初めてとなります。

24日は県庁で関係者による表明式が行われ、佐藤知事は「大分の水産業にとって大変喜ばしいこと」と挨拶しました。

事業規模はおよそ10億円で、計画では長崎県で取ったクロマグロの稚魚を佐伯市上浦の漁場で3～4年かけ、50キロ以上に育てて国内に出荷する予定です。

◆海興水産 長谷幸一郎社長
「（佐伯は）海の深さと海流が良い、そこが一番のメリット/何年も前から（参入）したかったので感無量」

4月1日に事業を開始し、4年後には9億円の売上高を目指しています。