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「無印良品」も出店 酒田市の新商業施設「いろは蔵パーク」27日オープン

2025年3月26日 9:13
「無印良品」も出店 酒田市の新商業施設「いろは蔵パーク」27日オープン

酒田市の中心部に整備が進められてきた新たな商業施設「いろは蔵パーク」が27日オープンするのを前に26日、報道機関などに公開されました。注目の施設の全容をご紹介します。

酒田市の中心部、「山居倉庫」向かい側の酒田商業高跡地に整備された商業施設「いろは蔵パーク」はおよそ2万1400平方メートルの敷地内に建つ2棟にあわせて8つのテナントが入ります。目玉の一つは、山居倉庫から移転した酒田観光物産館「酒田夢の倶楽」で、これまでに比べ売り場を拡大し、地域の土産品だけでなく地元産の野菜やコメ、果物などを販売するほか、酒田市や遊佐町にある酒蔵の酒が飲み比べできる試飲コーナーが新たに設けられました。
施設の中核には、生活雑貨販売大手の「無印良品」が出店します。東北地方最大級となるおよそ2200平方メートルの売り場に、各種日用品や衣料品、食料品のほかソファーやベッドといった大型家具類や寝具類などおよそ7000点が並びます。
不用になった無印良品の服を回収し、染め直しなどの加工を行って販売するコーナーは東北地方で初の展開となるということです。また、血圧などの計測機器が設置され常駐の薬剤師らから健康相談が受けられる「まちの保健室」というコーナーも東北初の展開となるということです。
テナントはこのほか、酒田港で水揚げされた船内凍結スルメイカの加工品製造などで知られる「山形飛鳥」が運営する飲食店や酒田地区薬剤師会が運営する薬局などが入ります。また、全国に500店舗を展開する眼鏡ブランドや輸入食材やコーヒーなどの販売で全国展開している人気の小売店もオープンします。

いろは蔵パーク施設運営部 伊藤真治さん「皆様の日常生活の拠点としてまずは使って頂きたいですし、庄内空港から見れば酒田の玄関口に当たりますしつまり発着点という形で、山居倉庫から港、日和山、中町も含めて全て連携して観光客の皆様方にもお楽しみいただける機会を多く作りたい。」

いろは蔵パークのうち無印良品などが入る「A館」は27日オープンし、午前9時から記念のセレモニーが行われます。一方、地元スーパーの「ト一屋」と料理教室などができるキッチンスタジオが入る「B館」は4月18日にオープン予定だということです。酒田市のにぎわい創出や経済活性化につながる施設となるか期待が寄せられています。

最終更新日:2025年3月26日 10:59
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