庄内地方の生産者らが酒田市のJA庄内みどりに対し、コメの委託販売での未払い分の代金の支払いを求めている訴訟で、山形地方裁判所鶴岡支部は25日、次週にも和解案を提示する方針を示しました。

この訴訟は、遊佐町や酒田市などのコメ生産者ら130人余りが、JA庄内みどりのコメの委託販売をめぐり、生産者の合意がないまま「倉庫利用料」などの経費を販売代金から差し引かれたとして、総額およそ9800万円の支払いをJA庄内みどりに求めているものです。
原告団によりますと、山形地裁鶴岡支部で25日、JA庄内みどりとの和解協議が行われ、裁判所側が双方の考え方をまとめた和解案を来週にも提示する方針が示されたということです。今後は原告側・被告側ともに和解案の内容を検討し、4月10日に開かれる予定の次の和解協議で今後の方針が決まる見込みだということです。