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大雨被害の酒田市大沢地区で一人暮らしの高齢者に届ける「ふれあい弁当」ボランティアが提供

2025年3月18日 16:43
大雨被害の酒田市大沢地区で一人暮らしの高齢者に届ける「ふれあい弁当」ボランティアが提供

去年7月の記録的大雨で大きな被害を受けた酒田市大沢地区で一人暮らしの高齢者などに届ける「ふれあい弁当」作りが18日、ボランティアたちによって行われました。

この取り組みは、酒田市社会福祉協議会の支援を受けて、大沢地区の食生活改善推進協議会メンバーらによるボランティア団体「うめちゃんず」が、年3回行っているものです。18日は、メンバー9人が参加し、合わせて58人分の弁当を作りました。使われた食材のうち、天ぷらにしたフキノトウは、大沢コミュニティ振興会の後藤正一会長が自ら近くの山で取ってきたものです。

大沢コミュニティ振興会後藤正一会長「フキノトウは春を届ける食材ですのでおいしい弁当にして頂いて皆さんから喜んでもらって春を届けてもらってありがとうって言われるような感じで」

このほか、シイタケも北青沢で栽培された地元産です。弁当の内容は、キノコの炊き込みご飯、フキノトウとちくわの天ぷら、ポテトサラダに、大根のピリ辛煮物、たまご焼きなど8品でボリュームたっぷりの出来上がりです。
去年7月の記録的大雨で氾濫した荒瀬川沿いに集落や田畑が連なる大沢地区では、「うめちゃんず」代表の遠田恵美子さんをはじめ、住宅に大きな被害を受け仮住まいへ転居した人もいて、その人たちにも1食100円で大沢の味を提供します。完成した春の弁当は早速、地区の民生委員らによって高齢者たちの元へ届けられました。

うめちゃんず代表遠田恵美子さん「地区を出た人もやっぱりどうなっても青沢の人だよなというので気持ちが届けられたらいいかなと思って。うまかったとか良かったとかまたお願いするという言葉が聞こえて来るものだから私たちはそれで励みになる」

うめちゃんずでは、新年度もふれあい弁当などに取り組む予定で、次回は、6月ごろです。

最終更新日:2025年3月18日 18:36
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