山形・8月閉店の「岩渕茶舗」事業引き継いたカフェがプレオープン ソフトクリームやシュークリームも
山形市七日町で140年にわたり営業し、ことし8月に閉店した「岩渕茶舗」の事業を引き継いだカフェが11日、市内の長谷堂にプレオープンしました。抹茶を使ったシュークリームのほか、七日町の店舗で人気だった抹茶ソフトも楽しむことができます。
山形市長谷堂に11日、プレオープンしたのは「お茶と菓で岩淵」です。この店は山形市七日町で140年に渡って親しまれた「岩渕茶舗」の事業を上山市で菓子店を経営する企業が新会社を立ち上げて継承したものです。
SHUKAN 高橋寛光社長「最初紹介してもらって店に伺ったときにいただいたお茶が非常においしくて元々お茶とお菓子は親和性があるので一緒に仕事ができたら最高だろうなと感じた」
この店の看板メニューは抹茶を使用したクリームがたっぷりのシュークリームです。
「すごく抹茶が濃くておいしい」
「大変おいしい。サクサク感があるのと本当に濃い抹茶でおいしかった」
そして、七日町の店舗で人気だった抹茶ソフトクリームも引き続き提供されます。
「変わらない味でおいしい」
「七日町の店が無くなってすごく寂しい気持ちがあったが、ここに復活してお茶屋さんのアイスもお茶もごちそうになれるのはすごくいいことだと思う」
店内には長年七日町で店を続けてきた岩淵正太郎さんの姿も。事業は新会社に継承しましたが、お茶のアドバイザーとして引き続き店に立ち続けます。
SHUKAN アドバイザー 岩淵正太郎さん「若い方々はお茶は素人なので、逆に私たちはお菓子を教えてもらってそれを互いにフォローし合って新しい店の若いスタッフたちが主役になるようにアドバイスしていきたい」
これまで培った岩淵さんの仕入れルートを引き継ぎ、店の一角では急須を使わずに飲むことができるお茶の販売も行われます。
SHUKAN 高橋寛光社長「今の時代、各家庭に急須はなかなかないので、ボトルで水出しのお茶が入れられる、そういったものを各家庭に提案出来たら」
SHUKAN アドバイザー 岩淵正太郎さん「若い人たちにどんどんやってもらって伝えてそれが代々繋がっていけば一番いいことだと思う」
この「お茶と菓で岩淵」は17日にグランドオープンする予定です。