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どんな味わいに?ワイン醸造で廃棄のブドウ活用 “環境に優しい”地ビール造り始まる 山梨県

2024年8月20日 19:03
どんな味わいに?ワイン醸造で廃棄のブドウ活用 “環境に優しい”地ビール造り始まる 山梨県

 ワインを造る過程で不要になったブドウを活用したクラフトビール造りが0日、山梨市で始まりました。

 ブドウのビール造りに取り組んでいるのは、小菅村のクラフトビールメーカー「ファーイーストブルーイング」です。

 20日は山梨市内のワイン用のブドウ畑で、摘み取り作業を行いました。

吉岡キャスター
「ビール作りで使用するブドウはワイン用ということで、垣根栽培で育てられたもの。かごには摘んだブドウがぎっしり入っていてどんなビールに仕上がるのでしょうか?」

 ビール造りに使用するのは、房をバランスよく大きくするため「摘房」という作業で間引いたブドウです。

 今年は「マスカットベーリーA」や「シラー」といった赤ワイン用の品種約600キロを収穫しました。

 本来は土に返すはずのブドウを使った環境にも優しいビール…気になるそのお味は?

Far Yeast Brewing 醸造担当者 武田アレクサンダー夏樹さん
「すっきり飲めてスパイシーな香りがするスタイルとなっていて、イチゴのようなベリーっぽさをビールに加えたい。色はきれいなピンク・赤色が付けばいいなと思う」

 摘房したブドウを使った仕込み作業は来週から始まり、10月中旬ごろからインターネットや県内のスーパーなどで販売されます。

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